昨日、長年お世話になった病院の先生がお亡くなりになりました。
産婦人科の先生でしたが、近所だったので風邪やちょっと体調がすぐれない時など母もわたしもよく通っていた病院の先生です。
もう80歳台半ばとなり昨年末をもって病院を閉院したところでした。
閉院の前日にお伺いし、今までのお礼として先生を撮影させていただきました。白衣を着たとても良いお顔の写真を撮ることができ、先生も奥様もとても喜んでくださったのです。ご夫婦の仲睦まじい写真はパネルにしてプレゼントしました。
今日、葬儀場の前を通ってたまたま先生が亡くなられたことを知り、急いで会場に行くとわたしの撮った写真で先生の遺影がもう飾られていました。
ご高齢で体調がすぐれず入退院を繰り返されていたのですが、安らかに息を引き取られたとのこと。残念な気持ちはありますが、先生の眠っているような穏やかなお顔と、いつもわたしが見ていた白衣の優しい表情の遺影写真を見て、先生はきっと良い人生だったんだろうなって感じました。
お亡くなりになる4カ月前まではまだ現役で働いていらっしゃったのですから、凄いことです。
今までにたくさんの赤ちゃんをとり上げてきた先生に『また赤ちゃんのことを教えてくださいね。』ってお願いしていたのに、それは叶わないままになってしまいました。だけどそれは仕方ないです。人生っていつどうなるかわからないものですから。
今わたしが思うのは、先生の心からのご冥福とたくさんの感謝の気持ち、それとあの時にズカズカと勝手に伺って写真を撮らせていただき本当に良かったということです。